超高齢社会とグループホームにおけるターミナルケア

2014年11月27日 19時09分 | カテゴリー: 活動報告

高齢者向けのグループホームは、在宅が困難になった認知症の方々の居場所として注目されてきました。

しかし、軽度で入居した利用者も、経過と共に状態は日々変化し重症化しつつあり、住み慣れた地域で終末までの継続的支援が課題となっています。

公益社団法人日本認知症グループホーム協会の平成20年度の実態調査結果によれば、これまでにターミナルケアの実施経験を持つ企業は37%にとどまり、2割強の事業所では「ADLのレベルが高い利用者を中心にサービスを提供していくべき」との考えを持っていました。また、1割程度の事業所からは、「重度化した利用者はなるべく退居してもらうようにしている」との回答が寄せられました。

つまり、現状では介護度や認知ケア、医療行為の有無など状態の変化で病院や施設を転々とせざるを得ないのがわかります。

超高齢化に向け、なじみの環境の連続性を考慮した終末ケアのあり方やケアする側の立場にたったワンストップ介護のしくみが望まれます。

来年4月の介護保険法改正により、新たな互助のかたちが模索されます。
介護の社会化が後退することのないよう、高齢者の生活を地域で支えるセーフティーネットと介護の担い手を広げるための処遇改善が急務と考えます。