日本昆虫学会関東支部大会参加報告

2014年12月8日 02時14分 | カテゴリー: 活動報告

126日(土)東京農業大学農学部厚木キャンパスにて「第51回日本昆虫学会関東支部大会」が開催され、大和市から「しらかしのいえボランティア協議会・やなぎと遊ぼう引地川」のメンバー3人で発表に臨みました。

講演テーマは「大和市引地川のハグロトンボ個体群はどのように回復したか」です。
この発表にあたっては、私たちのハグロトンボ調査を長年ご指導くださった田口正男教授(農学博士・東京農業大学昆虫学研究室)の強い勧めもあって実現しました。
シチズンサイエンス(一般市民が参加するこの種の科学活動を呼び,世界でも特にアメリカで活発な取り組みが見られる)の見地から1990年から25年間の引地川での清掃活動や近自然工法で整備された泉の森ふれあい広場での柳の植栽、保全活動を経て1975年に絶滅報告されたハグロトンボの復活と11年間の調査データ、そこからさらにトンボ調査全般の3年間のデータ分析から見えた都市での個体群の維持・回復に欠かせない河川整備や在来植物、植生の育成場所の維持管理の重要性を述べさせていただきました。 

合成洗剤の泡が立ち上がりドブ川と化した引地川。
「よこはまかわを考える会」の故森清和氏の「どんな汚い川でも、川にはそれぞれの顔がある。入ってみないと表情はわからないよ。」の言葉に触発され、ヘドロが体積され自転車や空き缶などのゴミとヒルがいっぱいの川の中に足を踏み入れてから今日まで、行政への提言を続けてきたことも実り多くの市民の参加に支えられ継続した活動と調査ができました。

学生の調査研究の発表に交じっての一般参加でしたが、多くの方にハグロトンボの生態に興味を持っていただき、貴重な体験をさせていただきました。