異業種参入の現場から保育の課題を考える ~といろキッズ中山保育園視察報告~

2016年1月16日 11時12分 | カテゴリー: 活動報告

1月13日、小規模保育事業所「といろキッズ中山保育園」を視察いたしました。中山駅から徒歩2分の好立地、商店街のテナントビルの1室で運営され入口には運営法人の株式会社十色舎のロゴも並んでいました。
保育とは無縁の職種から転職された運営者の福井さんから「といろキッズ」の特色や小規模保育事業の課題を伺いました。 

小規模保育の良さは、保育者と子どもたちや保護者が近い関係性を築くことができ、保育士も配置基準よりも余裕を持っているのでゆとりある保育ができているそうです。
現在、定員12名で0歳児3名、1歳児5名、2歳児3名の11名が利用しています。これは、役所からの要請で特に需要の多い1歳児を2歳児の枠を逆転して多めに受け入れたとのことです。
都市の012歳児の待機児童数解消を図るには、現実的に小規模保育という選択が広がらざるを得ないと考える自治体もあり家庭的保育と合わせ地域型保育が広がりを見せています。
マンションの一室でも開業でき参入しやすさがある反面、住人の理解がなければ叶いません。その点、といろキッズはテナント物件ということで開所もスムーズでしたが、いざ運営してみると収納スペースが足りない、職員室のスペースを3階に借りなければならなかったりなど出費が発生したり、事業面では月の途中で転園の調整が入り配置人員に影響が出るなどの想定しない問題が出てきたとのことです。制度上の問題であり、調整を年度単位としている自治体もあるようですが、経営や収入にも大きく影響する利用調整は大きな課題です。
認可保育園へ行くためのウェイティング扱いになっていないか、施設側は5歳まで預かる気持ちがあっても3歳の壁の問題を色濃くしているだけとの声もあります。