游悠楽舎の一期一会

2016年3月9日 01時48分 | カテゴリー: 活動報告

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3月7日NPO法人「游悠楽舎」代表理事の明石紀久男さんをお招きし~生きづらさを抱える若者たちの背景にあるもの~をテーマにした学習会に参加いたしました。

今年16年目を迎えた若者支援の根底にあるものは、明石さん自身にある戦争への憎しみであり、それを引き起こす教育の恐ろしさがあったように感じました。若者たちにかかわるきっかけとなった一つの事件、中野・富士見中学いじめ自殺事件、いわゆる葬式ごっこ事件があったそうです。
学校が子どもを殺す時代になってしまった…。登校拒否の言葉が出始めた頃です。私にとってもこの事件は親として辛い事件でした。まだ13歳、これから先の彼の可能性を自ら断つほど苦しんでいたこと、唯一彼のそばにいた大人(教師)までもが彼を追い詰めた事は30年経ってることさえ忘れてしまいます。明石さんは学校は「鍋」であるべきと言います。いろんな素材があって「鍋」は美味しくなる。子どもの素=個性を受け入れてこそ学校は存在価値がある。画一化した学校ではいい教育はできないと。

今でこそ不登校やフリースクールは誰もが認めるところですが、1995年に学校ではない学校としてフリースクールを設立した当時は、当事者である子どもがいなった事で胃がキリキリ痛むほどの試行錯誤を経て今のスタイルになり、大人が介入しないことで関係が生まれ、子どもたちが時間(命)を取り戻すことに重きをおくスタイルになったとのこと。
思えば私自身も世話を焼くことで子どもの気づきを潰していたように思います。
明石さんは、そういう大人もそうやって育てられてきたからで、家族の関係が変わらないと子どもは変わらないとおっしゃいます。
トークディスカッションでは、今話していることは、私だけに特別に聞かせて頂いたことと全ての質問に丁寧に答えていただきました。

より豊かな関係の中で自分も豊かになれる。

家庭だけではない、さまざまな居場所がそうであるように。