地域で育まれる共生教育 ~夢の学校視察報告~

2017年2月12日 12時53分 | カテゴリー: 活動報告

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2月8日、新潟県十日町市の「夢の学校」十日町市立十日町小学校、十日町市立ふれあいの丘支援学校、十日町市発達支援センターを視察しました。

20年前、養護学校の空白地域問題から小学校PTAが養護学校との共生教育による理想の学校を実現するための運動により創られた学校です。

教育委員会、福祉部局を越えた子どもの育ちを応援する素敵な学校でした。

ご案内頂いた小学校、支援学校の両教頭先生からは、交流と共生を可能にするゆとりある学習空間を備え、障がい者に優しい学校設備が子ども達の自然な交流に繋がっていると、説明がありました。学校を誇りに思っておられる熱い姿勢がひしひし感じられました。

学校設備に目を向けますと、児童、生徒の昇降口は分かれていますが、中央には広い講堂を思わせるスペースがあり、両側にそれぞれの教室を設置し双方向の交流を可能にしています。

畳敷きの読書スペースはいつでも利用できるようになっており、移動図書としてワゴンに並べられた本の数々は、常に子どもたちの身近な所にあります。

廊下だけでなく教室内すべてにシンクが設置され、広い廊下は子どもたちの作品で溢れ展示ギャラリーのようでした。

ふれあいの丘支援学校は、中学生の教室があり、卒業までともに通うことで学齢を超え、自然と誰かが困っている子を手助けしている姿があるそうです。その姿は、職員が行うよりも自然で、いつのまにか共生教育が根付いているのでしょうとお話がありました。

発達支援センターには幼児のことばの教室や保育室が備えられ発達支援も充実しています。

http://www.city.tokamachi.lg.jp/kosodate_gakko/B007/B028/1454068608846.html

今後、義務教育対象人口は、全体としては減少の一途をたどることが予想される一方で、特別支援教育を必要とする児童生徒は、著しい増加傾向にあります。通常の学級の中にも,発達障害のある児童生徒も在籍しているという調査結果もあり、いわゆる一般の学校で学ぶ仕組みの中で、個人に必要な合理的配慮が提供されるよう提案できると感じました。

両校長先生からは、20年前の、PTAの不断の活動への感謝のことばと、健常児と障がい児が共に地域で育つことで、先入観のないインクルーシブ的感覚が育つと実体験としての教育の大切さをお話いただきました。

自然で無理のないかかわりは、様々な過程を経て「夢の学校」で継承されています。

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