大和東高校で「BORDER CAFE」がオープン!~様々な境界を越えた若者の居場所~

2017年6月4日 01時05分 | カテゴリー: 活動報告

6月2日、県立大和東高校で特定非営利活動法人パノラマが高校生たちの居場所「BORDER CAFE」をオープンするとの事でお話をお聞きしてきました。

到着したときにはすでにカフェは終了していましたが、熊野校長のお計らいでパノラマ理事長石井正宏さんにカフェの様子などをお聞きすることができました。顔見知りのSC山本先生と偶然お会いし学校とNPOの協働事業に心強い大人がかかわって下さっている印象を受けました。

 

今年度より神奈川県の県立高校教育改革の一環としてクリエイティブスクールとなった県立大和東高校。

クリエイティブスクールとは、神奈川県の県立高校教育改革の一環として誕生しました。入試の際には試験も内申もなく、不登校生や学力不振など、小学校・中学校時代に持っている力を十分に発揮できなかった生徒に対してきめ細かな指導を行い、基礎学力を身につけさせます。

すでに運営している大楠高校、釜利谷高校、田奈高校のほか、2017年度より大和東高校、大井高校の2校が誕生しました。

その中で、県立田奈高校では働きたくても、働いた経験がほとんどないため、就職する不安を持つ若者たちに対し、神奈川県の新しい公共事業として2012年1月から2014年3月まで、学校と株式会社シェアするココロが中心となって就職支援を実施してきました。現在は特定非営利活動法人パノラマが「ぴっかりカフェ」と個別相談「どろっぴん」を運営しています。

私も、数年前に田奈高校の取り組みを石井さんから伺った一人として強く印象に残ったのは、生活困窮や学力不振などのループから抜け出すことが難しい子どもたちに目を背けず、声をすくうことは社会全体の責任とし、行政支援だけに頼らず運営資金は、クラウドファンディングでの寄付と、小さな助成金を集めて民間の自由な資金で運営していることでした。

田奈高校に続く居場所事業という事で、生活に困難を抱える子どもたちが社会人として自立するための機能にも期待が集まります。

「BORDER CAFE」は、学校と社会のボーダー、1年と2年のボーダー、大人と子どものボーダー、男の子と女の子のボーダー、遊ぶと学ぶのボーダー、進学と就職のボーダーなどを越えて、大人たちに関わりながら社会で生き抜く力を身に付けた人材の育成を目的としています。

オープンのこの日は、173人もの参加者だったとのこと。

様々な格差のボーダーを越えて、生徒たちが自ら社会へ踏み出す力を蓄える居場所として長く続けられる仕組みが必要です。