バスを使った生きがいづくりと健康づくり

2018年4月30日 16時08分 | カテゴリー: 活動報告

「便利で楽しいバスの乗り方講座」、こんなユニークなタイトルに魅かれ、秦野市に視察に行ってまいりました。

場所は、秦野市曽屋の山谷自治会館。41人の方が参加され高齢の方に交じって赤ちゃん連れの若い母親の姿もありました。

この企画は、地域からの声に秦野市の福祉部高齢介護課、都市部公共交通推進課、神奈川中央交通西株式会社が応えるかたちで実現しました。

地域からは、

・車を運転できなくなったとき、買い物や通院への不安

・若い者に迷惑をかけたくない

・近所の人が減っていく

など、住み慣れたところで穏やかに暮らしたいが、今後の生活に不安を感じる声があがってきました。

秦野市は、盆地という特徴的な地形で小田急線鉄道駅4駅がある他、これら4駅を中心として路線バスが放射状に運行しています。

山谷自治会のエリアは、曽屋弘法線のバス路線がありますが平日は、午前10時から午後2時台の運行はゼロで高齢者には使い勝手が悪く利用者は平日平均1便9.4人、年間の費用は1,400万円という事です。平均1便12人の利用で採算ラインですからこのままでは増便は見込めません。

福祉部高齢介護課では、社会参加と健康づくりに向けた取り組みとして、外出の機会を増やすことで高齢者の活動性の低下による足腰の衰えの予防。免許を返納しても外食や友人との外出で生きがいや楽しみを見出し元気になってもらおうと公共交通を活用した介護予防プランを計画し、自治会、都市部公共交通推進課、神奈川中央交通西株式会社の協力で3年の構想を経てこの講座となりました。

平成28年度介護予防・日常生活圏域ニーズ調査でも75歳~79歳では82.2%の人がバスや電車を使って外出しているのに対し、85歳以上になると42.7%と大幅に減少することもわかっています。

今回の企画にあたり事前アンケートを取ったところ、30人が路線バスを利用したいと回答しました。

高齢者の需要の掘り起こしで路線バスの平均利用者数も上がり、健康づくりと地域交通の増便も図られればいい事づくめです。

一人暮らしの高齢者が今後増加する中、外出と健康に目を向けた施策として、介護予防と生きがいのある地域づくりとして大和市にも提案できることがありそうです。