第29回引地川かわくだり ~継続した市民活動からみえてくるもの~

2018年7月24日 02時06分 | カテゴリー: 活動報告

引地川は大和市上草柳にある泉の森内に水源があり、市内西部を流れて相模湾に注ぐ川です。かつては、川の汚染など環境汚染が深刻化している最中、森清和先生をお招きした勉強会で、先生の「どんな汚い川でも入らにはなくちゃ!遊ばなくちゃ!」というお話を聞き、1990年から毎年7月に川の中に入ってゴミを拾い、川で遊ぶ活動です。

かつてはどぶ川と化し、拾った空き缶からはヒルがドボドボ出てくる中、いつか清流となり生き物の命をはぐくむ川に戻したいとの市民の思いが行政を動かし、日本で初めて三面コンクリートの護岸をはがし、自然に戻した護岸をつくる改修をしてくれました。

拾ったゴミの量も当初の500キロから第22回には70キロと100キロを切るようになりました。

下水道の整備、河川改修の努力、市民の継続的な活動が一度は絶滅したハグロトンボを復活させ、神奈川県では箱根の湿性花園と引地川にしか生息しない希少植物のナガエミクリの生息を確認するまでになりました。

今年は数えること29年。ゴミを拾うことから、ゴミを拾いながら、さまざまな引地川の姿を実感し生物観察をするところに目的が移りました。それでも、今年は60キロのゴミを拾いましたし国内移入種の脅威もあります。親子で参加したお父さんから、身近な環境に目を向ける機会となってよかったとの感想や嬉々としていつまでも川から上がらない子どもたちの姿に一番喜んでいるのは引地川かも知れないと思いました。