12月議会より~生物多様性の推進と大和の自然ハンドブックについて~

2018年12月21日 13時50分 | カテゴリー: 活動報告

私たちの暮らしは、食料や水、気候の安定など、自然からの豊かな恵み、生物多様性を基盤とする生態系サービスによって支えられており、自然とのつながりは決して途切れることはありません。
本市も引地川や境川沿いの斜面緑地、谷戸など多様で良好な生態系が存在し、それら自然から豊かな恵みがもたらされています。
例えば、引地川の源流となっている湧水は、平成4年まで西鶴間地区約1,900戸の生活飲料水として利用されていましたが、都市化が進む中で地域の自然から遠ざかり、その恵みを日常的に感じることが難しくなっています。

本年3月、大和市環境基本計画が改定されました。
本計画では、「きれいな空気や水をもつ良好な環境は、私たちに自然と触れて得られる人間性の回復や心身の休養といった恵みをもたらしてくれます。この良好な環境を守り、将来の市民へと引き継いでいきます。」とあり、環境の恵みの享受と次世代への継承を掲げています。

この環境を現状以上に豊かなものにしていくためには、私たちが自ら環境に配慮した暮らしを意識し、動植物の生息、生育場所の保全にかかわるアクションを行うことも大切です。昨今の気候変動による温暖化や都市の宅地化など年々環境が変化する中、本市に生息する貴重種も20年、30年後には絶滅しているかもしれません。

3年前、議会での質問がきっかけで公益財団法人大和スポーツ・よか・みどり財団により「大和の自然ハンドブック」が刊行されました。大和市自然観察センター・しらかしのいえの職員が中心となり、資料提供にはしらかしのいえボランティア協議会、大和市トコロジスト等、企画から市民との協働で作られています。

かつて、大和市に生息していた動植物の記録としてもハンドブックは貴重です。12月議会では、大和市の環境基本計画や生物多様性基本法を踏まえ、市長の生物多様性に関する認識や次世代に豊かな環境を継承するための本市の施策について質問しました。

また、市内の野生動植物の生息、生育場所の調査を進め、その成果物として「大和の自然ハンドブック」は長期的計画をもって発行するよう要望しました。

*写真は、ボランティアにより保全された泉の森の里山