PRTR法の見直しで石けんを「有害物質」に指定?

PRTR法(化学物質排出把握管理促進法=化管法)は有害性のある化学物質を管理するための法律です。その中でも一番厳しい「第一種指定化学物質」(以下、第一種物質)に指定されると合成洗剤と同じように、人の健康か生態系に有害な恐れがあるとみなされ国が環境への排出量などを把握し監視します。

第一種物質は約10年ごとに見直され、今回の見直し案で石けん成分の「飽和・不飽和脂肪酸ナトリウム塩」と「飽和・不飽和脂肪酸カリウム塩」が候補物質に含まれました。これらは動植物の油脂からつくられる物質で、石けんとして人間が昔から使ってきたものです。

何よりも、第一種指定されると私たちがずっと言ってきた、せっけんの優位性である環境に影響が少ないという文言が使えなくなる可能性があります。

科学者も河川水や海水にはカルシウムなどが含まれているので、脂肪酸ナトリウム・カリウムは脂肪酸カルシウムに変化し、生態毒性は発現しないと証言しています。

また、石けんは、アルカリ性でウイルスの膜のタンパク質を変性させ、単なる消毒効果だけの薬剤より高いこともわかっています。

合成台所洗剤のコロナウイルス感染の低減効果は石鹸より低いので、石鹸で手を洗えば十分なんです。どんな化学物質でも、ゼロリスクはありませんが第一種指定から外すよう、日本消費者連盟が提出する要望書に賛同し共に活動をすすめます。