ヤングケアラー 実態に沿う支援を

11月4日、介護保険プロジェクトのヤングケアラーをテーマとした学習会に参加しました。

病気や障害などのある家族を介護する18歳未満の子どもは「ヤングケアラー」と呼ばれます。家族にケアが必要な人がいることで、子どもが家事や幼い弟や妹の世話を行う。孫が親に代わって祖父母の介護を担うなど、ヤングケアラーと言ってもその背景は多様です。

年齢にそぐわない重い責任を負い、適切な養育や健やかな成長と教育の機会を得られないなどの弊害があります。

2015年からヤングケアラーについてかかわってこられた藤沢市議 竹村雅夫さんから藤沢市で行ったヤングケアラーの実態調査から見えてきたものや、全国で初めて埼玉県で成立した「ケアラー支援条例」についてお話を伺いました。

介護される人も人生の主役であるべきなら、介護する人もその人生の中心にいていいはずです。

ヤングケアラーの問題は「家族は家族が支えて当たり前」という風潮もあり、これまであまり注目されてこなかったことで自治体の福祉担当者にさえ、問題が十分に共有できていませんでした。

日本ケアラー連盟(東京)によると、2016年に大阪府の公立高の生徒を対象にした研究調査では、約20人に1人が該当したとのことです。学業との両立や同世代からの孤立に悩む例が多くみられるほか、進学や就職にも影響しているといいます。

今回、実態を把握するため、厚生労働省が全国の教育現場を対象にした初の調査を始めます。丁寧な実態把握がされ、家族ごと支援する包括的な福祉制度へ向けた議論が始まることを期待します。