石けん原料が有害指定化学物質に?まだ間に合います!パブコメ募集中です

2019年2月から、経産省の産業構造審議会と環境省の中央環境審議会で、化管法見直しをテーマに合同会議が開催され、現行制度の枠組みを維持するとともに、 新たな情報にもとづく指定物質の見直しなどに言及しています。

見直し案では「飽和・不飽和脂肪酸ナトリウム塩」と「飽和・不飽和脂肪酸カリウム塩」が候補物質に含まれていたことに私たちは驚きました。これらは動植物の油脂からつくられる物質で、石けんとして人間が昔から使ってきた歴史があります。しかも、「石けん」を作っているメーカー側には指定物質の見直しについて、何の情報ももたらされていませんでした。

10月6日、NPO川崎市民石けんプラントやNPOせっけんの街など複数の団体が、PRTR法で石鹸の主成分である「飽和・不飽和脂肪酸ナトリウム塩」と「飽和・不飽和脂肪酸カリウム」を第1種指定化学物質に指定しないように求める要望書を、環境省、厚生労働省、経済産業省に提出しました。

石けん原料の脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムは、自然由来であり、これまで毒性が問題になったことはありません。もっとも、合成洗剤の界面活性剤はPRTR指定されているものが多く、合成洗剤業界は、石けんメーカーにもPRTR指定を課そうと水面下で暗躍してきた過去があります。

アトピー・ぜんそくなどの悪化や合成洗剤の肌トラブルにより皮膚科医の指導もあり、石けんに変えたことで解放された方もいます。環境汚染を懸念する人々が、続々と「合成洗剤」から「石けん」に切り替えているのも事実です。

現在、最終のパブリックコメントが1月4日まで実施されています。もう日がありません。是非、一言でもいいので、書いて送ってください。

 

「化管法施行令の改正案」に対する意見(国兼)のサムネイル