電磁波 ~知っておきたい健康への影響~

​近年、新型コロナの影響で、オンラインでの在宅勤務や教育・学習が加速しています。携帯、スマホ、タブレットは便利な機器ですが、各種の無線機器等の急速な普及や、通信サービスの高速化に伴って通信基地局が拡大してきました。それに伴い、電磁波の健康影響に対する関心が高まっています。

1月30日、市民科学研究室代表理事 上田昌文さんを講師にリモートで電磁波学習会を行いました。

総務省は、電磁波暴露による健康被害対策として「電波防護指針」を制定し、刺激的作用や熱作用を規制していますが、大人と子どもではその影響も違います。そもそも、電波を規制する世界共通のガイドラインがありません。

ベルギーでは生活環境における携帯電話及び基地局を対象とした電磁波に対し厳しい基準が設けられています。日本は、ベルギーの100倍も基準が緩いだけでなく、基地局周辺の実証実験は地上値のみで空間値の測定は行っていません。

上田さんは、全体として大きなリスクの立証はこれからとしながら、低い電波を浴び続けることで白内障や認知症、がんの発生率が上がる事や高圧線周辺に住む人に小児白血病の発症率が上がっているなど複合的な問題を指摘しています。

すでに、全国の小中学校ではひとり1台タブレットが貸与され、Wi-Fi環境整備が拙速に進められています。子ども達は低学年から無線機器の電波を浴び続けることになりますが、現行の基準は、電磁波過敏症的な症状の発症は度外視されています。まずは健康に及ぼす影響の検証を先んじて行うべきです。市民の代弁者として、子ども達を電磁波の多重被曝から守るための安全対策を提案していきます。

 

文部科学省 デジタル教科書の今後の在り方等の関する検討会議のパブコメ

https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=185001145&Mode=0