全国実態調査で発覚~「ヤングケアラー」中学生の約17人に1人~

厚生労働省と文部科学省が、去年12月から今年1月にかけて全国自治体で初めての「ヤングケアラー」実態調査を行い、その調査結果が報告されました。

家庭で、両親や祖父母、きょうだいの世話や介護などをしている子どもは「ヤングケアラー」と呼ばれていますが社会的認知度は高くありません。

公立の中学校1000校と全日制の高校350校を抽出して2年生にインターネットでアンケートを行い、合わせておよそ1万3000人から回答を得ています。4月12日、国のプロジェクトチームの会合で調査結果が公表され、「世話をしている家族がいる」という生徒の割合は、中学生が5.7%でおよそ17人に1人、全日制の高校の生徒が4.1%でおよそ24人に1人との報告がありました。

18歳未満で家族の介護を担う若者が学業や進路に影響し、同世代からの孤立を招くとされますが、6割超が誰にも相談したことがないという実態も浮き彫りになりました。うち2~3割が父母を世話し、理由は身体障害が多かったそうです。

大和市でも文科省の調査依頼に応じて市内公立中学校で調査を行ったとのことですが、中学生の約17人に1人という予想以上に多い全国の結果に、一般的に問題が知られておらず、教育現場でも適切な支援につながっていない可能性があります。本来は養育されるべき子どもであることを踏まえた適切な支援の確立が急がれます。

 

厚生労働省 ヤングケアラーの支援に向けた福祉・介護・医療・教育の連携プロジェクトチーム 第2回会議資料

https://www.mhlw.go.jp/stf/young-carer-pt-02-shiryou.html