プールのヤゴ救出作戦~救出装置を設置しました~

ヤゴの救出装置
手前:プールの梯子に設置した角材と柳の粗朶束 奥:麻袋を利用した装置

ギンヤンマのヤゴは12匹捕獲。以外に多かった。

アカネ系のヤゴ。74匹も捕獲。

6月18日、柳橋小学校のご協力によりプールのヤゴ救出作戦の第1弾、救出装置の設置作業を行いました。

今年度、市内小中学校ではプール授業が行われないため、プールには防火用水としてたっぷり水が蓄えられています。通常とは違い、人がプールに入ってヤゴを捕獲することができませんが、羽化期のヤゴが自力でプールから脱出するための特別な装置を使う初めての試みです。

事前に材料や設置個所、配置方法などの打ち合わせを行いましたが、いざ、始めてみると勝手が違うなど、施行錯誤で作業を行いました。作業前にヤゴの確認をするため、タモ網でプールの底をすくった所、ギンヤンマのヤゴ12匹、アカネ系のヤゴ74匹を捕獲しました。他のトンボよりも羽化時期が早いギンヤンマのヤゴはプールから脱出できず死んで浮いている個体も確認しました。捕獲したギンヤンマのヤゴは背中に羽のようなものが確認でき、頭部の目の形状もトンボに近くなっていました。プールにはアオモンイトトンボが飛来したり、同じ南部地域でも昨年ヤゴ救出をした福田小学校は川に近い場所にあり、シオカラトンボのヤゴが多かったので、地域によって特徴があり大変面白いなと思いました。

今回準備した救出装置の材料は、角材、柳の粗朶束、麻テープ、麻袋をメインに、プールの梯子に括り付けたり、麻袋は開いて、重しを入れるポケットを作り、プールに垂らしてヤゴが這い上がれるように設置しました。8人で約2時間の作業を終え、捕獲したヤゴはいったんメンバーが持ち帰り、後日小学校に教材としてお持ちします。

プールのヤゴ救出は、大人も夢中になりますし、環境の調査活動には最適です。コロナで、セミの抜け殻調査も2年連続して行われていませんが、こうした動植物調査から、生活環境にも思いをはせることができます。

今後は、羽化の確認をする予定ですので、報告まで少しお待ちください。