米軍も認めたオスプレイの危険性

8月19日、米空軍の垂直離着陸輸送機CV22オスプレイに事故につながる可能性がある不具合があるとして、米空軍が全てのCV22の飛行停止を指示しているとの報道がありました。
しかし、厚木基地にも頻繁に飛来する海兵隊仕様のMV22オスプレイに至っては、飛行停止の措置をとるのかは明らかになっていません。

CV22とMV22は構造としてはほぼ同型で、MV22も同様の問題を抱えているのであれば安全確認されるまでは、飛行を控えるべきです。これは、議会でも、自衛隊機や米軍機の部品落下や不時着事故のたびに、原因究明と再発防止策の策定がされるまで同型機は飛行させるべきでないと再三要請してきたにも関わらず、市民の安心安全を軽視するもので看過できません。
MV22も2016年に名護市(なごし)安部(あべ)の沿岸に墜落したほか、部品落下や緊急着陸を起こし、今年に入っては2度の墜落事故を起こしています。人口密集地の上空を飛来し、基地の外でも変換モードで飛行するのは、住宅密集地を避けて飛行するようにという日米合意にも違反しています。

市民のささやかな願いである静かで、安全な暮らしを求めた訴訟は実に第5次に及び50年以上もの長き戦いになりました。軍用機の轟音におびえ、耳をふさいでしゃがみ込む子どもたちの姿に心を痛めない親はいません。これまでの裁判では、多くの市民が理不尽な爆音被害や事故の危険性を訴えてきましたが、結果として、司法は爆音の違法性は認めても飛行の差し止めは認めません。今度こそと願っても基地周辺住民の苦痛にも人権にもより添ってくれませんでした。憲法が保障する平和的生存権がこれ以上、侵害されることがあってはなりません。