災害時における学校給食実施体制の構築を
大和市の学校給食の開始は、1959(昭和34)年2月より小学校で開始され、1973(昭和48)年4月より中学校で完全給食を開始されるなど県下ではいち早く完全給食に取り組んできました。
子どもの貧困問題がクローズアップされる中、一日1食でも栄養バランスの取れた食事をとることのできる給食の意義は大きいですが、災害等の不測の事態に備えた学校給食実施体制の整備(学校給食施設の防災対策、学校給食再開までのバックアップ体制構築等)をしている自治体の割合は、わずか33.4%にとどまることが令和3年3月文部科学省の報告で明らかになりました。
被災した児童生徒が日常の学校生活を取り戻す一助になることから学校給食の早期再開に向け災害時における学校給食実施体制の構築について大和市へ調査を行うとともに、新市長には単独調理校施設を活用した災害支援拠点として長期保存可能な食材の備蓄と災害時には調理員が参集し、炊き出し等被災者支援が迅速に行えるよう既存の施設を活用した体制の構築を望みます。